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会計の使い手になるための第3弾 収支思考と損益思考を身につける

COLUMN
2019.04.12

収入と収益の違いを理解する

会社の売上はいつの時点で計上するのでしょうか?
会計や税務の世界では商品であればそのものを引き渡ししたとき、またはやサービスであれば相手方にサービスを提供したときに売上が発生したと考えます。
このように発生した売上を収益といいます。
一方、売上代金が入金されて場合、この入金のことを収入といいます。
経営者の方には是非会計思考をもって会社経営に取り組んでいただきたいと思っています。収支思考と損益思考を身につける必要があります。

収支思考とは何か

収支思考の収支は「収入」及び「支出」のことを意味します。
収入とは現預金が一体いくら入ってきたかということを意味し、一方支出とは現預金がいくら出ていったかということを意味します。収支といえば収入から支出を引いたもの、すなわち現預金が入って出て行った差額を意味します。
ここでの収支思考というのは会社におけるある一定期間に現預金がいくら入って出てして手元にいくら残っているかに重点を置いて会社経営を考えていく考え方を指します。

損益思考とは何か

損益思考の損益は「収益」及び「損失(費用)」のことを意味します。
収益とは現預金の動きとは関係なく、会社が認識した売上等がいくらあるかを意味し、一方損失(費用)とは会社が認識した商品仕入れや経費の支払いがどれだけ発生したのかを意味します。
損益といえば収益から損失(費用)を引いたもの、すなわち会社の利益を意味します。会計上の利益や税務上の所得はこの損益で計算しますので、会社の業績を判断する利益や会社が納める税金はこの損益に基づいて計算されるということになります。
したがって今期会社に、どのくらい利益が出そうかとか、どのくらいの納税になりそうかという判断しながら会社経営を考えていく考え方を損益思考ととらえます。
また、上記でご説明したように利益が出ているからといって同じように手元に現預金が残っているわけではありません。日々のお金の動きを管理する上では収支思考を身につける必要があります。
一方で、経営者は利益とそれに伴う税金がいくらぐらいになりそうか、日々のお金をどのように動かしていくかということを同時に考える必要がありますので、この損益思考と収支思考を身につけ、常に両者を意識しつつ会社運営を行っていくのが望ましいと考えています。
もちろん、こういった損益や収支の把握は会社の経理部門や税理士などの担当になるわけですが、自ら社長様が動く際にこれらの思考を身につけて行動するか否かは大きくその後の結果に影響を与えると思いますので、考え方の大枠だけでもとらえていただけるとかなり違うと思います。

まとめ

預金残高の増減で会社の良しあしを判断されている方も実際は多くいらっしゃるかと思いますが、その増えている現預金は実際の本業の利益が出た結果増えているのか、借入をしたから増えているのかは直感でわかっていたとしても正確には把握されていないと思います。また、現在の預金残高は把握されていたとしても今後の支払予定は正確にはなかなか把握されていていないと思います。
また、利益がどのくらい出ているのか、税金がいつにどのくらい払う必要があるのかを把握していないと思わぬ資金難になることも考えられます。まさに収支思考が必要とされるところです。会社の損益が会社の業績を基本となっていますので、これを把握していないと従業員との数値の共有や原稿への説明、会社成長への目標設定などが出来ないこととなります。ここはまさに損益思考が必要とされるところです。
もちろん、細かいことは必要ないと思いますので是非、収支や損益で考える思考をもって会社を発展させていただきたいと思います。