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月次決算早期化にクラウド会計をおススメする理由

COLUMN
2019.10.22

月次決算早期化の目安ってどのくらい?

皆様の会社は月次決算は締め後何日程度で試算表を経営者の方が見られてますでしょうか?
会社の中に経理の方がいて会社の月次決算を行っている会社は少なくとも翌月末くらいまでにはいったん月次決算を締めて試算表を作成し、経営者の方がご覧になっていると思います。
本来であればその月の数字は翌月の中頃(できたら10日~15日くらいの間)には月次試算表として見ていただけるとよいと思います。
ただ、現実問題としてそこまでできてる会社は少ないかもしれません。
特に会計事務所に月の資料をまとめて月が終わってから記帳代行を依頼しているというケースだと難しいと思われます。
まず、資料をまとめるのに時間がかかります。次に資料を税理士事務所にすぐ渡したとしても、税理士事務所側で入力の時間がかかります。さらに、試算表を紙で印刷して社長にお見せしているとなると、社長と税理士のスケジュール調整をする必要があります。これらの作業を全部含めて翌月の中頃に完了させるというのはかなりの難事業です。
税理士事務所に記帳代行の依頼をし、毎月の試算表の作成してもらっているところは翌月というよりは翌々月になってしまっている場合も多々あると思います。
今月の資料を来月の税理士事務所の来訪時に渡し、その資料を入力した結果(今月の試算表)を翌々月の来訪時に持ってくるというパターンです。
ただ、freeeやマネーフォワード会計などのクラウド会計を採用していると事情は異なってきます。

決算早期化のためにクラウド会計を進める理由

クラウド会計自体、外部サーバー上でやり取りするものなので顧問先様と税理士事務所が離れた場所にいても同じデータを共有することが出来ます。
また、通帳やクレジットカードなどのデータを取り込めばそれらのデータについてはクラウド会計上で共有できますのであえて税理士事務所に渡す必要はありません。
請求書についてはfreeeなどで請求書を作成すれば、請求書を印刷やPDFデータにして税理士事務所に渡す必要もありませんし、請求書データを作成した時点で仕訳まで作成されてしまいます。
書類のやり取りやデータ入力という意味ではfreeeやマネーフォワード会計などのクラウド会計を採用することによりデータ入力に係る労力やデータ受け渡しの省力化及び時間短縮が図れると思います。
ただ、クラウド会計を導入したらすぐに決算が早期化されるというわけでもありません。クラウド会計を導入することによって資料受け渡しや入力の手間や受け渡しのタイムラグの解消にはつながりますがもともと月次決算を翌月締めるためのボトルネックとなっている部分を解消しないといけないからです。この点については次回のコラムで説明したいと思います。