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確定拠出年金

COLUMN
2019.12.21

企業型確定拠出年金

企業型は企業が掛金を全額負担いたしますが、運用は従業員が行います。運用の成否は従業員の裁量に委ねられており、運用成果により退職後に受け取る金額が変わってきます。
また、企業型確定拠出年金には企業が負担する掛金に加えて従業員が上乗せして掛金を拠出するマッチング拠出という方式もあります。

企業の負担した掛金は全額損金算入され従業員の所得とはみなされません。また、マッチング拠出した従業員負担の掛金は当該従業員の全額所得控除の対象となります。
確定拠出年金の掛金については、拠出限度額が定められていますのでこの限度額以上に掛金を設定することは出来ません。

企業型確定拠出年金の拠出金額の上限について

また、限度額は確定拠出年金と併用している制度によって掛けることのできる毎月の掛金が以下のように異なります。
(1).毎月の企業型確定拠出年金のの1人あたりの拠出限度額が月額55,000円(年額660,000円)まで
1.企業型確定拠出年金のみ採用
2.企業型確定拠出年金に加え退職一時金か中退共を併用している場合
(2).毎月の企業型確定拠出年金のの1人あたりの拠出限度額が月額27,500円(年額330,000円)まで
1.企業型確定拠出年金に加え確定給付型企業年金もしくは厚生年金基金を併用している場合

対象企業は厚生年金の適用事業所であることが条件となります。

マッチング拠出を併用した場合の上限について

従業員自身が掛金を上乗せした場合ですが、その拠出額については以下のような条件があります。
1.従業員が拠出する掛金額が、企業が拠出する掛金額を超えないこと
2.企業が拠出する掛金額と、従業員が拠出する掛金額が、掛金の拠出限度額を超えないこと

企業型確定拠出年金のメリット

1.企業の負担した掛金は全額損金算入
2.マッチング拠出した個人の掛金が全額所得控除の対象
3.運用益が非課税
4.積み立てた資産を受け取るときは一時金の形式で受け取れば退職所得。年金の形式で受け取れば雑所得(公的年金等)となります。

企業型確定拠出年金のデメリット

1.60歳までは原則資産の引き出しが出来ません。ただし掛金の変更などは可能です。
2.運用の成果によっては元本割れのリスクがあります。
3.手数料がかかります。

個人型確定拠出年金

個人型確定拠出年金については掛金については全額個人が負担します。
公的年金では国がまとめて運用を行いますが、個人型確定拠出年金では自ら投資・運用する商品を選ぶこととなります。

個人型確定拠出年金のメリット

1.掛金が全額所得控除の対象
2.利息・運用益が非課税(期限があります)
3.受取時も一定額まで税制優遇

個人型確定拠出年金のデメリット

1.60歳までは原則資産の引き出しが出来ません。ただし掛金の変更などは可能です。
2.運用の成果によっては元本割れのリスクがあります。
3.手数料がかかります。